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ガス報知器故障が屯蘭炭鉱事故を誘発
発信時間: 2009-03-12 | チャイナネット

山西省人民代表大会常務委員会の謝克昌・副主任は11日、同省代表団が行った記者会見で、最新のモニター技術を有するガス報知器の故障のため、ガスが感知されなかったことから、屯蘭炭鉱ガス爆発事故が発生したことを明らかにした。謝副主任によると、屯蘭炭鉱のガス報知器は、空気中にわずか0.05%のガスを感知しても警報を発する高性能を誇るものの、事故当日に警報が鳴らなかった理由は分らないとしている。「故障原因は現在調査中で、事故の最終原因についても追加調査を行っている」。

全人代代表、山西省の王君・省長は記者のインタビューに対し、屯蘭炭鉱事故について語った。王省長によると、2月20日に全省安全大会が開催され、省内各市長、副市長、県長、大企業幹部など計420人以上が会議に出席したばかりだったが、22日には事故が発生した。

「安全大会が開かれたばかりでどうして事故が発生するのか?我々は現在事故原因を究明しており、私は次の3つの問題があると認識している。第一に、現場の安全生産に対する取り組みがずさんすぎる。第二に、指導者の業務が実体を伴っていない。第三に、安全制度が不十分である。屯蘭炭鉱は現代的な炭鉱で、過去22年間爆発事故は発生しておらず、ここ5年死亡事故もゼロだったにもかかわらず今回の事故が発生した。事故原因は現在も調査中だが、私個人としてはこの3つの問題が重要であると分析している」。

「人民網日本語版」2009年3月12日

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