教育部師範教育局の宋永剛副局長は18日、中国政府は農村義務教育段階での新しい教師を補充する「特別職務計画」に対する規模を、今年は去年の2万人から5万人に増やすと説明した。　

「特別職務計画」は2006年からスタートし、最初は農村教師の資質を高めるために、年齢や学歴、教科の構造を改善することだった。しかし今年は、大学新卒者の就職問題が非常に深刻なことから、この計画規模の拡大は大学新卒者の就職を促進する目的にもなる。　

宋永刚副司長によると、「特別職務計画」の対象と条件は、高等師範大学とそのほかの全日制普通大学を卒業見込みの学生だが、遠く辺鄙な地域の小学校の情況を考慮し、専門学校卒業予定の学生や教師の資格を持つ30歳以下の全日制普通大学の卒業生も適度に募集するという。

この募集は全国で行われ、招聘期間は3年。必要な資金は中央財政をメインに中央と地方財政が共同で受け持つ。

｢チャイナネット｣2009年3月19日