ホーム>>社会>>社会ニュース
香港、失業情況の悪化続く
発信時間: 2009-03-20 | チャイナネット

落ち込み続ける香港経済、加えて金融危機第2波の襲来予測が影響し、香港の失業率は34カ月ぶりの高水準に達した。また、失業保険給付金と低収入者向け総合援助金(生活保護)の2月増加幅はそれぞれ3.5%と2.8%と、過去5年来の最高記録を打ち立てた。各申請件数も、低水準から増加傾向を呈し始めている。19日付香港紙「大公報」の「要聞(重要ニュース)」欄で報じられた。

香港社会福利署によると、金融危機の嵐に見舞われ、総合援助金の支給を申請する市民は今後ますます増える見通しで、職業補習や再就職トレーニングを提供することに力を尽くす方針という。慈善団体は、現段階での数字は、社会の実情を100%反映しておらず、金融危機の影響は今後さらに顕著になるとの見方を示している。

社会福利署は18日、2月の総合援助金申請件数の統計結果を発表した。この最新データによると、2月末時点の総合援助金の申請件数は、1月末比4500件増の計28万9千件。1カ月あたりの上昇幅は1.6%、申請件数総数は47万6千件を上回った。

また、総合援助金の申請件数は、種類別で見ても軒並み増加傾向にあることが同データで明らかになった。このうち失業者向け総合援助金申請件数は1月比3.5%増の3万2875件と、新型肺炎流行時以来の最大の上昇幅となり、申請者数も2007年12月当時の水準と肩を並べた。低収入者向け総合援助金申請件数は同比2.8%増の1万6367件、2003年5月来最大の上昇幅となった。ひとり親家庭向け総合援助金申請件数は、同比1.8%増の3万6831件。

「人民網日本語版」2009年3月19日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· チベットの変化と不変

· 超精巧の偽札、福州市で発見 100万元以上

· ダライ「3・10」講話、「農奴解放記念日」を意図的に回避

· 杭州で再び消費券支給 総額6億元分

· 西沙海域のパトロール船3隻が合流