広東省観光局の楊栄森・局長はこのほどメディアに対し、広東省では今年の労働節(メーデー)連休案として、「3+2+2」の方式を使って7日間の大型連休を実現する案を初歩的に固めたことを明らかにした。この案は現在意見を求めている段階で、今後主管部門によって審議される。
今年の両会(全人代と全国政協)期間中、広東省の黄華華・省長は記者に対し、「広東省は国が展開する『国民レジャー・観光計画』のモデル省として、有給休暇の実施が非常に重要になる。現在、モデル省の権限を活用して、休暇を相対的に集中できないか考えているところだ」と話した。具体的には毎年10日間の年給のうち2日間を自動的に労働節と組み合わせることで、事実上の「ゴールデンウィーク」にするという案だ。
この案は現在現実になりつつあるが、有給休暇がその最大のポイントとなっている。「3+2+2」の連休方式だと、5月1日から7日までの7日間連休となる。5月1日から3日は法定祝日、4、5日の平日と9、10日の土日を振り替え、強制的に1日から5日までの休暇を義務付ける。5月6、7日の2日間は有給休暇制度を使って、非強制的な休暇措置をとり、個人の状況に応じてフレキシブルに対応するよう企業側に求める方針だ。
広東省ではこれまで有給休暇制度を実施する企業は少なかった。フレキシブル休暇が政府のモデル計画の中に盛り込まれれば、会社員の利益が最大限に保護されることになる。
「人民網日本語版」2009年3月24日 |