中国公安部は1日、全国の公安機関が偽札犯罪を取り締まる「09行動」を展開して以来、これまでに摘発された偽札犯罪は412件、逮捕された容疑者は613人、押収された偽札は1億7800万元にのぼることを明らかにした。
公安部によると、412件の偽札犯罪のうち、すでに271件が検挙され、容疑者613人が逮捕、指名手配中の容疑者は63人で、ニセの人民元を印刷・加工していた隠れ家5カ所を発見し、「09行動」はひとまずの成果を収めた。
「09行動」で、広東省公安庁は恵州・掲陽・広州の公安機関を指揮して連合で捜査に取り組み、大型の偽札印刷現場を取り押さえ、偽100元1億元近くを押収し、容疑者13人全員を逮捕した。重慶市公安機関は大量の偽札取引現場を取り押さえ、1368万元分の偽札を押収した。河南ラク河市公安機関は1枚の偽100元札を手がかりに捜索を進め、大型の偽札加工現場を発見し、容疑者11人を逮捕、200万元近くの偽札を押収した。
公安部はまた、公安機関が押収したこれらの偽札に対し専門家がまとめて鑑定を行ったところ、「スーパーコピー」の問題は存在しないことがわかったと紹介。鑑定分析によると、これまでに押収された偽札は紙幣上の番号が「HD90」や「HB90」で始まるものと同一種類のもので、「スーパーコピー」の問題は存在しないという。
「人民網日本語版」2009年4月2日 |