中国共産党中央政治局委員で国務院の張徳江副総理は2日、「国際金融危機が中国の就業に影響していることから、中央と国務院は一連の就業促進措置を出し、特に大学をもうすぐ卒業する学生の就職作業を強化する通知を制定した。各地域や各関係部門は、ルートを開拓して政策を実施し、サービスを高めて着実に大学生の就職作業を行い、国家機関と国有企業は率先的な役割を発揮して、募集人数が去年より低くならないように努める。そして関連の付属政策や具体な実施方法をできるだけ早く制定し、4月に全て発表できるように努力しなければならない」と述べた。　

国務院は2日、全国普通大学の卒業を控えた学生の就職作業に関するテレビ電話会議を行い、張徳江副総理は会議で以下のように述べた。

「今の大学生の就職状況では、各地域や各関係部門が、十分に大学生の就職活動が重要で緊迫していることを認識しなければならない。そして全力を尽くして政策実施に努力し、一体となって協力して作業を確実なものにする。あらゆる方法を講じて大学生の就職を促進し、様々な方法で就職情勢の安定を維持して、改革発展の安定した大局に新たな貢献を行う」

「大学生は卒業まであと3カ月しかなく、就職活動いとって重要な時期であり、就職作業を促進する難しい時期だ。そのため重要な科学研究プロジェクト部門や中小企業、民営企業の大学生採用を力づけて指導し、より多くの大学生が末端、特に中西部地域で仕事をし、創業や徴兵に応じて国家のために尽力することを励ます」

「全面的に大学生の就職政策を実施し、各地域や各部門が急いで関連の付属政策と具体的な実施方法を制定し、4月の全ての発表に努力する。また各政策の可能な操作性を確保し、大学生が本当に政策の利益を受けるようにする」

｢全面的に就職指導と就業サービスを展開する。大学は今年卒業する学生の就職指導とサービスをしっかりと行い、政府関係部門はひき続き公共就業サービスを改善する。実習計画の実施を加速し、真剣に就職が困難な大学生の援助を行う。マンパワー市場の管理を強め、詐欺などの違法行為を厳しく取り締まって、大学生の就職によい条件と環境を作る｣

「各地域や各関係部門は組織指導を強化し共に、協力して作業を推進する。大学生の就業を政府活動の重要な議事日程に置き、それぞれリソースを集め、職場の潜在力を引き出して政策を支持する。就業政策と実施状況に対する監督チェックを強化し、就業政策や就職に関する考え方、就業促進の広報を増やし、大学生が国家経済や社会建設に最も必要な地域で仕事ができるように導く」

｢チャイナネット｣2009年4月3日