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台湾漁船がソマリア海賊に乗っ取られる 船員30人が拘束
発信時間: 2009-04-07 | チャイナネット

台湾の700トン級遠洋マグロ延縄漁船「穏発161号」が6日、西インド洋セーシェル諸島近海でソマリア海賊に乗っ取られた。船上には船員30人以上が乗船している。「中国新聞網」が伝えた。

「中央通信社」の報道によると、台湾の顔順男・船長と董麒祥・機関長以外に、中国大陸部住民5人、インドネシア国籍6人、フィリピン国籍17人の船員が乗船している。

同船を保有する穏発漁業公司は同船が乗っ取られる前に緊急信号を受信したが、その後連絡が途絶えた。

台湾地区マグロ漁業公会の黄昭欽・総幹事によると、同海域には多数の国の護衛艦が航行しており、既に同海域の護衛艦に救助を求めたという。これまでのところ海賊から身代金の要求はない。

中国大陸部の護衛艦へ救助を求めるかとの記者の質問に対し、台湾当局者は、大陸部軍艦はアデン湾、紅海入口付近を航行しており、被害にあった漁船との距離がかなり離れているため、現時点でその計画はないと語った。

ソマリア海賊は同日、さらにイタリアの船舶会社所有の英国貨物船を乗っ取っており、48時間以内にソマリア海賊が乗っ取った船舶数は5隻にのぼる。

「人民網日本語版」2009年4月7日

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