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雪の中のゲーサンメド―チベット地区に住む人たちの表情 |
発信時間: 2009-04-10 | チャイナネット |
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高い雪山、青い湖、白い雲、神聖な寺院、風に揺れる経幡…。チベット地区に行ったことのある人たちは、みんなこの世界でここだけにしか見られない風景に心を奪われる。 カメラマンの範霖さんは2005年の2月から、チベット自治区、青海省、甘粛省、四川省などのチベット地区を4度も訪れ、多くの子供やラマ僧、男女、お年寄り、知人たちの真摯で暖かく、素直な笑顔に心を動かされた。その美しい笑顔はまるで高原に咲き誇る黄色いゲーサンメド(格桑花)のように、今でも範霖さんの眼に浮かぶ。 菊科のゲーサンメドは、標高5000メートル以上の場所に生え、寒さに強く、美しいがあでやかではなく、弱々しいながらまっすぐ伸びている。「ゲーサン」はチベット語で幸せやよい時という意味があるため幸福の花とも呼ばれ、高原のシンボルとしてチベット族の人たちに愛される縁起のいい花だ。 美しい自然と厳しい生活環境は、チベットの人たちを剛毅な民族にさせ、苦しみやつらさに耐え、心穏やかに生活する態度を育てた。そして自然への畏敬の心や神への崇拝により、彼らの幸せへの考えはより素朴で真摯、純粋である。 顔いっぱいの笑顔。それは心から満ち溢れる幸福だ。そしてゲーサンメドのように美しくいつまでも清らかである。 「チャイナネット」2009年4月10日 |
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