香港の復活祭4連休が14日に終了し、珠江デルタ地域の観光地はこの4日間、賑わいをみせた。金融危機で節約思考になっている香港人の多くは広州や深セン、珠海など近場に出かけ、これらの有名な観光地では連日香港からの観光客が3割から5割増え、多いところでは7割増しの観光地もあった。香港紙「文匯報」が伝えた。
復活祭直前にオープンしたホテルの客室はすべて満員となり、ゴルフ場もクリスマスに劣らない盛大な雰囲気で香港からの旅客を引き付け、消費を促した。観光業界の関係者によると、中国本土の長期休暇取り消しを受け、休暇を利用して北上する香港・澳門(マカオ)の旅行客が珠江デルタ地域の観光業にとって重点となり、「ピンチ」の中に「チャンス」をつかむ法則をうまく体現した。
復活祭の連休初日、深センから入った旅行客は過去最高となる76万人を記録し、翌日も50万人を上回った。税関関係者によると、深セン税関は連休中毎日のように旅行客で混雑していたという。これは金融危機以降、多くの香港人が海外旅行をあきらめ、国内旅行を選択したことに関係する。復活祭の4日間で、中国本土を訪れた香港人は100万人にのぼり、その大部分は珠江デルタ地域の観光地で休暇を過ごしたもよう。
「人民網日本語版」2009年4月14日 |