「このモナリザの絵は本当によく似ている。」15日午後2時ごろ、武昌の中南路の遊歩道で、地面に描かれた「モナリザ」を見て道行く人は感嘆の声をあげていた。
強い日差しの下で、左足が切断された人が地面に座っている。彼の手はまめだらけだ。腰を曲げて注意深く手に握ったチョークを動かしている。通行人が紙の箱にお金を入れると、絵を描く彼はその手を止めて、頭を下げて感謝を表す。
絵を描いているのは山東省出身の從桂蘭さんで、年齢は50歳近くだ。16歳の時に左足に骨腫瘍ができて切断し、その後は自分で絵を学んで生計を立ててきた。「モナリザ」は彼が最も得意とする作品で、他にもトラや英語のカリグラフィーなどを描くことができる。
写真は完成間近の絵。
「人民網日本語版」2009年4月17日