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チベットの「高原の孤島」につながる自動車道路
発信時間: 2009-04-21 | チャイナネット

建設中の墨脱道路(4月20日撮影)

墨脱道路の前期工事である嘎隆拉雪山トンネル(4月20日撮影)

嘎隆拉雪山で行われた墨脱道路の竣工式

1961年からチベット自治区と交通運輸部は、墨脱県に通じる道路を建設するために、国内で数多くの道路観察設計院や科学研究機関を組織し、数十年に及ぶ研究や実地調査、工事を行ってきた。費やした金額は数千万元にも上る。国務院常務委員会会議は去年10月に墨脱道路の実業化調査報告を批准し、墨脱道路の建設が決定した。

チベットの林芝地区墨脱県は全国で唯一、他県へつながる自動車道路が作られていない県だった。墨脱道路は4月20日に着工し、3年後には「高原の孤島」に終わりを告げる。このプロジェクトには9億5000万元が投資された。

墨脱県はヒマラヤ山脈の東にあり、県内はヤルツアンポ江が流れる。標高は高い所で7756メートル、低い谷では200メートル。頻繁に地震や地すべり、土石流が発生し、局地的な強い雨が降るため、いつも孤島のような状態にある。

波密県につながる墨脱自動車道路は非常に複雑で、全長117.278キロに29の新しい橋、227の地下水路が3年をかけて建設される。また工事は生態環境の保護を強化し、水環境汚染の防止や水と土の維持に注意するなど最大限もとの景観を保護するという。

「チャイナネット」2009年4月21日

 

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