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取材を終えた帰り際、生徒の1人が「お疲れ様です」と書いた紙を掲げてくれた=09年4月21日 |
ブン川地震から4日後の08年5月16日、四川省青川県馬鹿小学校の生徒、徐広くんほか100人以上のクラスメートは、感謝の気持ちを書いたダンボールを掲げ、村の道路に立った。これらのメッセージは、震災後の支援のために全国各地から駆けつけた人々に向けたものだ。
彼らの写真が新華社により発表されるやいなや、新聞、テレビ、広告、ネット、展覧会などで広く使われ、子どもたちのこの行動が、数千万人を感動させることとなった。現在も、全国各地から子どもたちにメッセージが寄せられており、また同学校への支援活動も続けられている。徐広くんら生徒は08年6月初めから09年1月末までの期間、広東省東莞市の小学校で勉強していたが、現在は元の学校に戻っているという。
地震からまもなく1周年ということで、再び馬鹿小学校を訪れた。学校は子どもたちの笑い声で満ちていた。地震で崩れ落ちた校舎の代わりに、新校舎がまもなく完成するという。今はバラック小屋の教室で授業を受けている徐広くん達も、新学期には、建築面積8千平方メートルの真新しい校舎で授業を受けることが出来る。
「人民網日本語版」 2009年4月23日
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