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胡建国さんは、震災当時11歳だった孫・胡正軍くんと一緒に撮った唯一の写真を大切に持っている=4月23日 |
漁子渓村と映秀鎮の間にある山の斜面には、ブン川大地震被害者の共同墓地「映秀鎮ブン川5・12大地震遇難者公墓」がある。08年6月25日に墓地が命名されて以来、馬福洋さんと胡建国さんの2人の老人は自らここの墓守となった。毎日をここで亡くなった数千人の霊とともに過ごし、掃除などを行っている。2人は大地震の生存者でもあり、被害者の遺族でもある。
2人は40年あまりの党歴をもつベテラン共産党員で、これまでに何度も漁子渓村から優秀党員に選ばれている。馬福洋さんは震災の救済活動の際も、その努力を称えられ、中国共産党映秀鎮委員会により震災救済活動模範に選ばれている。
大地震からまもなく1年。小さな映秀鎮のいたるところで工事が行われ、バラック小屋には活気があふれた。学校、病院、店はきれいに片付けられ、元の位置にはきれいな農家が再建された。2人の老人は斜面の下に広がる映秀鎮を時折見つめ、鎮の移り変わりに感慨を感じる。映秀鎮の他の人々と同じく、2人の老人も毎日のように同鎮の変化を見つめ続けている・・・・
「人民網日本語版」 2009年4月28日
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