|
お礼に訪れた観光客たちに、自ら刺繍した靴の敷き皮をプレゼントした劉さん(右から3人目)=3月21日 |
08年5月12日、観光客を大勢乗せた大型バスが四川省阿バ州茂県回竜郷国道213号線を走っていた。この道は有名な景勝地・九寨溝に通じる重要な道路だった。この日、突如として大震災が発生し、乗客の何人かが犠牲となった。
国道のそばにあるレストラン「回帰飯店」の女性オーナー・劉陳軍さんは、地震に気づくとすぐにバスに駆け寄り、救助を行った。劉さんとスタッフたちは、レストランの食物などを観光客に届け、彼らを励まし続けた。地震発生から3日後、茂県から松潘へ通じる道路が遂に開け、観光客らは少しずつ移動を開始した。
大地震からまもなく1年。あの日救助された観光客たちは次々と「回帰飯店」に戻り、感謝の気持ちを伝えている。
「人民網日本語版」 2009年4月28日
|
レストランのオーナー・劉さん=4月20日 |