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台湾受験生、大学入試で20点加算 福建
発信時間: 2009-05-04 | チャイナネット

 

福建省教育庁はこのほど、「2009年福建省普通高等学校(大学)学生募集実施細則」を発表した。同細則は、台湾籍の学生が大学入試を受ける場合、試験得点に20点が加算され、各大学が優先的に合格とすることを定めている。

細則によると、帰国華僑、華僑の子女、帰国華僑の子女および台湾(金門、馬祖を含む)籍の受験生は、福建省で大学入試を受けた場合、試験得点に20点が加算され、同等の条件ならば、優先的に合格となる。

台湾からの学部学生募集を他に先駆け単独で実施したのは、海を隔て台湾を臨む福建省だった。福建省人民代表大会常務委員会が1999年に定めた「福建省台湾学生募集規定」は、台湾の学生だけを対象に立法化した大陸部唯一の地方法規となった。

この法規には、台湾学生の募集に関する特別規定が以下の通り定められている。

▽台湾学生が福建省の大学・高等専門学校に出願する場合、政治理論と軍事教練課程の修得免除申請を行うことができる。

▽台湾学生は入学後、学校所在地の公安機関で、就学期間中のマルチビザ(何回でも出入国が可能なビザ)の取得手続きや一時滞在手続きを行うことができる。

これらの措置により、台湾学生が福建省で学ぶ際に便宜が図られると同時に、投資のために福建省に来る台湾同胞も子どもの大学について心配する必要がなくなった。

「人民網日本語版」2009年5月4日

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