国家質検総局の李元平・報道官は17日、同局は国内すべての出入国検査検疫機関に対し、新たに改定された「出/入国健康申告カード」規範をきょう(18日)から適用するよう求めることを明らかにした。
李報道官によると、「出/入国健康申告カード」規範の改定は新型インフルエンザ拡大防止に必要な業務。改定後の「出/入国健康申告カード」規範では、入国者に対し中国国内での7日間以内のスケジュールと連絡可能な住所、電話番号、旅行手段とその便名(バス・船を含む)などの項目を詳細に記入するよう新たに求めているほか、入国者が申告する身体症状も従来の8種類から11種類に増えている。
同報道官は、新型インフルエンザは2-7日間の潜伏期があるため、出入国管理所で検査検疫を実施しても、潜伏期の患者、あるいは症状が出ていない感染者を発見するのは難しいと述べた。中国国内でこれまでに確認された3人の感染者は、入国検疫の際、いずれも異常は発見されなかったという。
李報道官はまた、入国者に対して入国後のスケジュールと連絡方法について虚偽のない、正確な記入を求めている。その目的は第二、第三の防疫ラインで病人が発見された後、衛生部門と関連部門は申告情報に基づき、すみやかに当該入国者と密接に接触した人を探し当て、ただちに隔離観察を実施するためとしている。
「人民網日本語版」2009年5月18日 |