湖南省株州市紅旗路で高架橋が崩落してから一昼夜が経過、事故現場での救出・撤去作業は基本的に終了した。18日午後6時半現在、このまれに見る都市部での高架橋の大規模崩落事故により、既に9人の死亡が確認されたほか、16人が負傷、車両24台が損壊した。
17日午後4時24分、撤去作業中だった高架橋の一部が崩壊した。崩壊は約30秒間続いたため、車内にいた一部の人は現場から逃れることができた。崩壊した部分の長さは約160メートル。
記者が救出現場に駆け付けると、救出困難な人を救うため、湖南省政府は作業員約2千人を現場に投入していた。各地から集められた大型重機は30台以上にのぼった。念入りな捜索活動が続けられ、生存者がいないと確証が得られた後、大型重機による撤去作業が開始された。
事故発生の原因と責任に関し、現在さらなる調査が進められている。18日午後6時半現在、現地警察に拘束された関連責任者は9人に達している。
紅旗路高架橋は湖南省初の都市高架橋で、1995年に供用開始、全長2750メートル、幅16メートル以上、橋脚の高さは8メートル。同高架橋は株州市内の繁華街である紅旗広場の上を通っているため交通渋滞が頻繁に発生、現地政府は撤去を決めていた。今月5日、同高架橋は全面閉鎖され、段階的に撤去作業が始まっていた。崩落事故の起きた区間は、計画では今月20日に爆破・撤去されることになっていた。
「人民網日本語版」2009年5月19日
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