中国民政部がこのほど発表した「2008年民政事業発展統計報告」によると、2008年末時点で、全国の65歳以上の人口は総人口の8.3％にあたる1億956万人となり、前年比0.2％増加した。60歳以上の人口は総人口の12％にあたる1億5989万人となり、同比0.4％増加した。

同報告によると、中国の高齢者対策事業は2008年、順調に発展した。高齢者対策事業部門は、深刻化している高齢化問題や日ごとに増大する国民の老後福祉ニーズに対応するため、効果的な各種措置を前向きに講じ、高齢者サービスの対象分野・範囲を拡大し、都市・農村部の老後福祉サービス問題の一括的解決をはかった。

統計データによると、2008年末時点で、全国の高齢者法律サポートセンターは1万8千カ所、高齢者権利保護関連サービス機関は8万2000カ所、シニアスクール3万9797カ所、在学生504万1千人にそれぞれ達した。また、高齢者のための各種活動スペースが32万4千カ所設立され、高齢者の合法的権益保護が進められた。

「人民網日本語版」2009年5月26日