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中国での新型インフルエンザのワクチン製造は7月末
発信時間: 2009-06-04 | チャイナネット

国家食品薬品監督管理局によると3日、世界保健機関(WHO)は5月27日に新型インフルエンザのワクチン製造用ウィルス株を決め、すでに中国や世界各国のワクチン製造企業に送ったという。もしウィルス株の輸送と生産が順調であれば、中国は7月末にも初の新型インフルエンザのワクチンを製造できる。

ワクチン製造メーカは11社 

国家食品薬品監督管理局登録司生物製品処尹紅章処長は、「中国には11社の季節性インフルエンザのワクチン製造メーカーがあり、そのうちの1社はパンデミックインフルエンザのワクチンを製造する資格がある。もし新型インフルエンザが季節性のインフルエンザと確認された場合は、11社全てがすぐにワクチンの製造を始め、7月末には300万株、年間では3億6000万株を製造することが出来る。また新型インフルエンザがパンデミックインフルエンザと確認された時には、1社のメーカーが最初は25万株、年間では2700万株を製造する」と述べた。

警戒レベルがフェーズ6の可能性 

WHOの福田敬二事務局長補代理は2日、一部の国では最近、新型インフルエンザの感染が、海外渡航歴のある人から、人から人への感染に広がってきているため、WHOが警戒レベルをフェーズ6に引き上げる時間はますます近づいていると話す。 

また福田事務局長補代理は、イギリス、日本、スペイン、チリ、オーストラリアを例としてあげ、こうした国は新型インフルエンザの感染者の増加が速まっており、人から人への感染の初期状況が現れていると指摘するが、こうした国での感染状況は決して深刻ではなく、今すぐに警戒レベルを引き上げる理由にはならないと説明する。

WHOはこれらの国の感染情況に最新の注意を払っている。

「チャイナネット」 2009年6月4日

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