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北京でワクチン製造開始、建国記念日前には量産化
発信時間: 2009-06-09 | チャイナネット

北京科興生物製品有限会社は9日夜8時、新型インフルエンザのワクチン用ウィルス株を受け取り製造を始めた。

11社も今週中には製造用ウィルス株を取得

北京科興生物製品有限会社は、中国で唯一、世界的大流行に対応するワクチンを製造するメーカで、その他の季節性インフルエンザのワクチンを製造するメーカ10社も、今週中にはウィルス株を受け取ることになっている。

国家食品薬品監督管理局は8日の記者会見で、「世界や中国の感染情況に絶えず注目し、特別な審査許可の手続き始め、適切な臨床試験プランを確定して、ワクチン製造メーカが積極的に新型インフルエンザワクチンについて研究するよう奨励する。もし中国国内で大流行し緊急な状況の場合には、国家食品薬品監督管理局が11社のワクチン製造メーカと協調しワクチン製造に協力する」と発表した。

北京科興生物製品有限会社は今後、発生する可能性のある予防のニーズを満たすために、国内の他の季節性インフルエンザワクチンの製造メーカと協力し、重要な技術を共有して共に新型インフルエンザワクチンを製造し、できるだけ早くワクチンの製造量を増やすとしている。

建国記念日前には量産化が可能

しかしワクチン製造用のウィルス株を受け取ったからといって、すぐに大量のワクチンが製造できるわけではない。大流行インフルエンザワクチンの研究製造責任者である尹衛東さんによると、ワクチンの製造は接種、培養、精製・分離、小分けなどの過程が必要で、人に接種できるのはそれを経てからだという。

国家食品薬品監督管理局登録司生物製品の処尹紅章処長は、「ハイリスクの人たちに接種できるワクチンの量産化は、今年の建国記念日前に確保できる。しかし量産化の前には、人体に対して有効で安全であるかをテストしなければならず、もし世界で大流行した場合、中国では年間3億6000万本を製造することが出来る」と説明する。

中国大陸の感染者は89人

中国大陸では8日0時から18時までに8人の感染者が確認され、新型インフルエンザに感染している人は合わせて89人になった。そのうち完治した人は50人で、治療を受けているのは39人。

WHOは北京時間8日18時までに、世界73の国で2万5288人が感染し130人が死亡したと発表した。

「チャイナネット」 2009年6月9日

 

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