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北京の小中学校で毎週消毒始まる
発信時間: 2009-06-18 | チャイナネット

新型インフルエンザの感染の学校での集中的な大流行を防ぐため、北京市は小中学校に毎週1回、必要であれば毎日、教室や廊下などを消毒するよう要請した。衛生局と市教育委員会は17日、「北京市学校伝染病予防抑制工作管理指導意見」を発表した。

同意見では、感染病の流行する季節に学校で定期的に教室や廊下、宿舎の消毒を行うよう明記された。医務室は少なくとも週に1回、特殊な時期は毎日、消毒を行い、その記録を取る必要がある。感染者やその疑いがある患者が発見された場合は、その患者が接触した場所を徹底的に消毒する。

衛生部と教育部は、消毒強化のほかに、朝と昼に健康検査を行うよう各学校に要請。クラス担任は生徒の健康状況をまじめに検査し、校医と協力して病欠の生徒の病状を追跡し、関連情報を毎日医務室に報告することになった。

学校側は、感染病に感染した生徒が授業に復帰する際には、2通の検査証明書を取得しなければならない。すなわち、生徒の病気が治り、隔離期間が終了した際に、学校が所属する地域の保健科で出してもらった授業復帰証明書を校医または保健の先生に確認してもらい、授業復帰証明が出た後にようやく授業に復帰することが出来る。保健室は生徒の診断証明と授業復帰証明をいつでも検査できるよう保管しておく。

各小中学校での新型インフルエンザの予防対策強化について、北京市衛生局の担当者は、市が新型インフルエンザに対する監視・抑制を通常の病気予防対策の中に組み込み、特定の時期に対応した緊急対策ではなく、広範囲における日常管理を実施していき、新型インフルエンザが北京の小中学校で集中的に流行するのを遅らせたり、減らしたい考えだ。

「人民網日本語版」2009年6月18日

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