広東省東莞市の石排中心小学校では19日に新型インフルエンザの生徒への集団感染が発生した。この報告を受けた医療衛生部門によると、22日までに、すでに確認された感染者数は37人に上ったということである。 　

中国の教育部と衛生部は22日、学校向けの感染予防対策を発表したが、この対応策は、小学校だけでなく、各大学や中学校（高校部を含む）、それに幼稚園などの教育機関、及び学生たちの夏と冬のキャンプにも適用する。

この対応策は、「外で感染が発生した場合、これら保育園と幼稚園は地元政府の許可を得て1週間、または1週間以上休園することが出来る。同じ場合、中小学校と大学は、各クラスから年生クラスまでという原則に基づき、授業停止の措置を取り、また校内で感染が発生した場合、同じく地元政府の許可を得て、臨時の休講と休校の措置を取ることができる」としている。

一方、衛生省の報告によると、21日の18時から22日の18時までの24時間内に、中国大陸では新たに新型インフルエンザ（H1N1）感染例が27人確認されたということである。

これまで内陸では合わせて441人の感染が確認され、このうち227人が全快して退院し、残る感染者は病院で今も治療を受けている。

「中国国際放送局　日本語部」より2009年6月23日