北京市では小中学生124万人が7月11日から夏休みに入る。新型インフルエンザの感染拡大を受け、北京市教育委員会は夏休みに市外に出る児童・生徒に対し、開学7日前には必ず北京に戻るよう通達した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
市教育委員会は、科技館や少年宮などの校外教育機関では体温測定の設備を整え、毎日すべての参加者の体温を測定し、37.5度以上あれば活動区域への立ち入りを禁止するほか、全教師に対して授業中または活動中に子供の様子を観察し、発熱や咳、下痢などの症状を重点的に記録するよう要請した。
熱が37.5度以上あったり、新型インフルエンザの疑いがある子供がいれば直ちに保護者と救急ダイヤル(120番または999番)に知らせ、病院に搬送して治療する必要がある。
各学校は、▽グループ活動に参加する子供が海外の感染国に行ったことがある場合は、自宅で7日間の隔離後に活動に参加すること▽子供向けの文化交流、サマーキャンプなどの活動を市外で主催する団体は、学校が開学する7日前には北京に戻っていること--など夏休みの活動に参加する子供たちへの管理強化に努める。
子供たちは活動期間中、毎日健康記録表の提出と体温測定を行うこと。病気になった場合は、回復後、病院の診断証明を提示しなければ、活動に復帰できない。病院で診察しなかった場合は体温が正常になってから自宅で1日様子を見て、活動に復帰すること。
「人民網日本語版」2009年6月29日 |