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中国の新型インフルワクチンの備蓄量は人口の1%
発信時間: 2009-06-30 | チャイナネット

深セン羅湖港で健康申告カードに記入して香港に入る人たち。新型インフルエンザを予防するためにマスクをしている人も少なくない(6月30日) 

衛生部は30日、珠江デルタ地域の学校で新型インフルエンザの集団感染が発生したと発表し、この地域はすでに大量発生の段階に入っており、中国大陸部でも死者が出る可能性が高いとした。衛生部が新型インフルエンザによる重症者と死亡者が大陸部で出る確率が極めて高いとしたのはこれが初めて。

感染者の70%以上が30歳以下

衛生部緊急事務室の梁万年副主任は、「新型インフルエンザの感染者は2日ごとに100人ずつ増加し、感染者の70%以上が30歳以下だ。容態は軽く重症者も死者も出ていない」と言うが、「今後のある期間、新型インフルエンザの集団感染を避けることは難しく、ハイリスク群や慢性疾患のある人、妊婦にも及び、大陸部で死亡者が出る可能性はとても高い。そして今年の秋から冬にかけて新型インフルエンザが流行する可能性はより高くなる」と話す。

 1300万本のワクチンを備蓄 

中国は新型インフルエンザのワクチン備蓄をスタートすることにしており、10月1日前に人口の1%である約1300万本のワクチンを備蓄する。今の中国の方策としては、新型インフルエンザの大流行に対応するための戦略備蓄として、10月1日前に人口の1%にあたる数のワクチンを備蓄し、このワクチンは発売されない。 

また梁万年副主任は、全員がワクチンの接種をするわけではなく、主要な人たちやハイリスク群、どんな情況や順序で接種するかなど、専門家が接種についての最終案を研究しているという。

「チャイナネット」 2009年6月30日

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