民政部が5日午後4時発表した被災救援業務通達によると、財政部、民政部は広西、江西、湖南、湖北、貴州、重慶の6省(自治区・直轄市)に対し、中央災害救助緊急資金として1億2600万元を緊急拠出することを決定した。また民政部は広西、江西、湖南の各省・自治区に対し救援用テント計5200張を緊急手配、被災した住民の緊急避難先として役立てられる。
これに先立ち、国家減災委員会、民政部は上記の6省(自治区・直轄市)の被災状況に対し、国家4級災害救助緊急体制の発動を相次いで決定、救援チーム6組を被災地に派遣し、救助活動を展開している。
中国南部の地域では先月末から年初以来最も深刻な暴雨洪水災害に見舞われており、江蘇、浙江、安徽、江西、湖北、湖南、広西、重慶、四川、貴州、雲南、福建など計12省(自治区・直轄市)がそれぞれ被災している。
5日午後4時現在の初歩的統計によると、被災者数3937万2千人、死者75人、行方不明者13人、緊急避難者数93万8千人。倒壊家屋10万1千戸、直接経済損失130億2千万元。広西、江西、湖南、湖北、貴州、重慶などの各省(自治区・直轄市)で被害が特に深刻となっている。
「人民網日本語版」2009年7月6日 |