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新型インフル濃厚接触者の健康観察は実施せず
発信時間: 2009-07-07 | チャイナネット

衛生部衛生緊急事務室の梁万年副主任 

中国は新型インフルエンザへの対応を変更する。衛生部衛生緊急事務室の梁万年副主任は6日、「今後、新型インフルエンザ患者の濃厚接触者への健康観察は実施せず家で行う。軽症患者も家での隔離治療とし、新型インフルエンザの診断も簡略化する」と述べた。

梁万年副主任によると、衛生部は文書を出して濃厚接触者の定義をさらに明確にし、健康観察の方法を変更するという。

北京市衛生局の発表によると、5日までに新型インフルエンザに感染した疑いのある人は1955人で、健康観察を行った人は3533人。

家での治療は専門機関の評価が必要

最近の記者会見で梁万年副主任は、衛生部は広東省江門市が講じた軽症患者の家での隔離治療に注目していると述べ、衛生部は6日の記者会見で、今後は分けて収容・治療し、重症患者への治療を強化すると示した。 

梁万年副主任は、「この政策は重症患者が直ちに有効的で規範化した治療が受けられるためのもので、実際の情況により病状が比較的軽く、しかも合併症がない患者に対しては、患者の同意を原則とし家での隔離治療も考えることができる」と説明するが、どんな患者が軽症患者で、家での治療が適しているかどうかについては専門部門の評価を経なければならない。 

中国疾病予防管理センター新型インフルエンザ技術グループの羅会明副組長によると、衛生部は各地の最初の感染者を除いて診断過程を簡略化し、衛生部の専門家の診断は必要ないとしている。

最新ニュース 

中国衛生部は5日18時から6日18時までに、中国大陸部で新型インフルエンザに感染した人は57人だったと発表した。今までに大陸部では1097人の感染者が報告されており、793人が完治して退院、303人が病院で治療を受け、1人が感電死している。

北京の2つの病院が規則違反で休業

衛生主管部門は、新型インフルエンザの予防管理に違反して無断で新型インフルエンザ患者を受け入れたとして、北京天使望京婦儿病院と使望京新城病院を1週間の業務停止処分にした。

「チャイナネット」 2009年7月7日

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