重慶市万州区政府によると、重慶市万州区にある潭章峡の観光地で11日午後、突然、鉄砲水が発生し、35人の観光客が流された。12日夜までに亡くなった人は14人で、行方不明者は5人。救助された16人のうち、病院にいる2人以外は家に戻ったという。被害者の善後処置も順調に行われており、現場の救援指揮部の次の重点は行方不明者の救出だとしている。

重慶市万州区にある淵獐峡流域で11日15時頃、降雨で鉄砲水が発生した。インターネットを通じて自発的に組織した35人のツアー客は、淵獐峡の下流の未開発で未開放の峡谷地帯を通った時に鉄砲水に流され、万州区と雲陽県は約1000人の幹部や地元の人たち、400人余りの専門の救援人員を組織して、その日のうちに16人を救出し、12日夜までに14人の遺体を発見した。

被害者の身元はすでに確認されて家族にも連絡が取れている。今回の旅行に参加した大部分の人が人身事故障碍保険に入っていることから、保険会社は関連規定に沿って保険金を支払うという。

救助されたツアー客

救援活動をする消防士たち