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姚明、上海男子バスケットボールチームを買収
発信時間: 2009-07-16 | チャイナネット

上海男子バスケットボールチーム(上海男篮)を保有する大手メディアグループ・上海文広新聞伝媒集団(SMG)は15日午後、姚明選手が全額出資している上海泰戈鯊客投資管理有限公司に、同チームの全株式を売却すると発表した。双方はすでに株権譲渡に関する枠組合意を取り交わしており、2カ月以内に譲渡作業を終わらせる。姚明選手は正式にCBA(中国プロバスケットボールリーグ)のオーナーとなる。

姚明選手が上海男篮から米NBAプロバスケットボールに移籍した2002年以降、上海男篮はだんだんと成績不振に陥った。プレーオフと縁がなかったシーズンは6回に及び、入場券が1枚2元まで下っても買い手はおらず、商業価値は急速に地に落ちた。今回の姚明選手の買収取引が割に合うか否か、世間の議論を呼んでいる。

1996年から2007年末までの上海男篮の累積赤字は、9600万元を上回った。姚明選手による買収について、チームのメンバーは総じて楽観的な見方を示している。主力の王勇選手は、「新しいオーナーには大変親しみがある。我々は彼を熟知しているので、他のオーナーに対するとは違った感覚を持っている」とコメントしている。

ある消息筋は、「今回の姚明選手による古巣チームの買収は、単なる熱意だけによるものではない。それどころか、今回の買収に向けて、彼は金融の専門知識をしっかり学んだ」と指摘する。

姚明選手自身は、今回の買収について次の通り語った。

各方面の方々が、私が古巣チームに報い、上海に報いるチャンスを提供して下さったことに大変感謝している。上海男篮は、私がプロバスケットという職業人生をスタートした場所だ。私はここでCBAチャンピオンの賞杯を初めて獲得した。私がオーナーとなったことで、上海男篮が再び栄光を手にすることができるよう切に望んでいる。今後も現役の選手生活が中心となるが、上海男篮に対してもエネルギーを注いでいきたい。

「人民網日本語版」2009年7月16日

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