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中国初の新型インフルワクチンの臨床試験が開始
発信時間: 2009-07-23 | チャイナネット

河南省華蘭生物工程株式有限公司製造した中国初の新型インフルエンザ用ワクチンが22日、生化学の実験を経て江蘇省泰州で臨床試験の段階に入った。この日、北京科興生物製品有限会社が製造したワクチンも北京で臨床試験を始め、9月には量産がスタートする見込みだ。

目的は接種の最適な分量とタイプのテスト 

北京では22日、北京科興生物製品有限会社が製造したワクチンが一部の人に接種された。全テストでは1600人の接種を予定しており、3歳から11歳、12歳から17歳、18歳から60歳、60歳以上の4組に分けて接種間隔は21日とし、主にワクチンの分量と有効性をテストする。 

北京科興生物製品有限会社の尹衛東社長によると、試験の目的は全面的で系統的な臨床観察を行い、ワクチンの種類と分量の選択に科学的な根拠を提供することだと話す。 

またこの日、河南省華蘭生物工程株式有限公司が生産したワクチンも、江蘇省泰州で2000人のボランティアを対象に臨床試験が行われた。

 9月に量産化の可能性

河南省華蘭生物工程株式有限公司の関係責任者は、臨床試験が順調に進んだ場合、9月には国家薬品監督局の許可を得ることができ、量産化がスタートする見込みだと説明する。

量産の許可は、新型インフルエンザワクチンが国家薬品監督関係部門に登録され、発売して使用することができることを意味し、政府の手配と疾病コントロール部門の指導に従って、ハイリスクの人や適した人に接種される。

21日までに北京科興生物製品有限会社製造した8回目のワクチンは、中国バイオ製品検定所の合格証明書を受けている。

「チャイナネット」 2009年7月23日

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