朝鮮の首都・平壤に先ごろ、同国初のファーストフード店が登場した。フライドポテトなど西洋のファーストフードを販売しているが、使われている食品の名前は全て現地化している。
このファーストフード店はシンガポールと協力して開店したもので、シンガポール側が従業員トレーニングや設備提供を担当している。ファーストフード店は先月開業したばかりだが、内部のインテリアから販売されている食品、ドリンクなどはみな世界各地の他のファーストフード店と何の違いもない。しかしメニューにはハンバーガーなどの名前は見当たらず、変わりに「パンに挟んだ牛ひき肉」などと表記されている。価格は約1.7ドル。
伝統的なハンバーガーの他にメニューにはキムチやワッフル、生ビールなどもある。現地のメディアの報道によると、このファーストフード店では来月、クロワッサンやホットドッグなども販売を始めるが、やはり現地化された名前で呼ばれるという。
「人民網日本語版」2009年7月31日