6月25日に突然の心臓発作で死亡した米国のポップ王マイケル・ジャクソン氏の本当の死因について、世間では様々に取りざたされている。米国・ロサンゼルス郡検視官オフィスは10日、マイケル・ジャクソン氏の遺体の全面的で詳細な検視を完了したが、検視報告書は警察の調査終了を待って改めて公開すると発表した。
ロサンゼルス郡検視官オフィスは声明の中で、「既にマイケル・ジャクソン氏の死因の調査を完了した。調査は全面的で詳細だ」と述べている。しかし警察側の調査との整合性を保つために、ロサンゼルス警察がマイケル・ジャクソン氏の死亡の原因と方法の調査結果を秘密に保つよう要求したため、オフィスでは検視結果について何のコメントも発表しないと述べている。声明では検視結果をいつ公開するかについて明らかにしていない。
またソニー・ピクチャーズ・エンターテイメントは10日、マイケル・ジャクソン氏が予定していた英公演のリハーサル映像を編集して10月30日に公開すると明らかにした。
この映画はマイケル氏の公演名と同じ「This Is It」のタイトルで、マイケル氏の数百時間におよぶリハーサル映像を元にしたもので、またマイケル氏の友人や協力者へのインタビューも挿入されているという。ソニー・ピクチャーズは公演主催者のAEGからリハーサル映像の映像使用権を6000万ドルで購入していた。
マイケル氏は元々7月にロンドンで50回の公演を行う計画だったが、6月25日にマイケル氏が自宅で突然の心臓発作で死亡したために実現されなかった。
「人民網日本語版」2009年8月12日