北京にある中国科学技術館に18日、雲南省の楚雄イ族自治州から、およそ16億6000万年前に生きていた貴重な恐竜の化石3体が贈られ、これらは来月16日にオープンする新館で展示されることになる。
この3体の恐竜化石はそれぞれ、ルーフェンゴサウルスとディロフォサウルス、チュアンジエサウルスのもので、すべて楚雄地区で発掘された。そして、この三種の恐竜はいまから約1億5800万年から1億8000万年前の期間に棲息していた。そのうち、ルーフェンゴサウルスは、中国では最古の恐竜であり、その骨格の化石は長さ7.1メートル、高さ2.6メートルあり、骨格の90%が揃っている。また、ディロフォサウルスも骨格の化石は長7メートル、高さ2.45メートルで、同じく90%の骨格が揃っている。そして、チュアンジエサウルスですが、骨格から見てこの恐竜は長さが27メートル、高さは6.5メートルあるという超大物だということである。
中国科学技術館の徐延豪館長は「これらの化石は館内で永久に展示される。本館にとって、化石という文化財を受け入れるのは今回が初めてであり、これら化石は館内の最も大きいホールで展示される。そしてステンレス製の支柱を借りて恐竜の走る姿、ものを食べる様子、それに戦う姿などを再現したい」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」より2009年8月19日