中国の特許申請数と認可数は今年上半期、金融危機の打撃を受けながらも着実な成長を維持した。国家知識産権局は上半期、昨年同期比23.1%増の42万6千件の特許申請を受理した。このうち国内の申請数は同比28.9%増の37万5千件、国外からの申請数は同比7.3%減の5万1千件だった。
分析によると、中国の技術イノベーションの土台は揺るぎなく、知財権創造の傾向は依然として良好となっている。世界金融の動揺は国外企業の特許取得の動きを弱めたものの、中国の特許申請・認可の能力は不断に強まり、中国の特許事業は良好な発展チャンスを迎えている。
国外からの特許申請数はここ数年で初めてのマイナス成長となった。金融危機の影響を受け、一部のグローバル企業は特許申請数を減らし、特許申請の布石を調整した。上半期、国外からの特許申請数は7.3%減少。このうち韓国からの申請数は29.6%減、米国からの申請数は8.4%減、日本からの申請数は4.7%減となった。
米国特許商標局・欧州特許局・日本特許庁の統計データによると、米国・欧州・日本に中国から提出された発明特許申請数の増加率は上半期、各局の受理した発明特許申請数の増加率をいずれも上回った。米国・欧州・日本の上半期の発明特許申請数は2%増・8%減・9.5%減となっている。
「人民網日本語版」2009年9月1日 |