監査署は今年1月以降、成都など4カ所の業務地点で、投資額が比較的大きい被災後の復旧再建プロジェクト76項目に対する重点追跡監査を行ってきた。対象プロジェクトの総投資額は336億9400万元。監査結果によると、76項目のうち、農村住居再建、学校・交通、電力・通信などインフラ建設は比較的順調に進んでおり、再建資金の使用および建設管理状況は全体的に良好で、法律法規に違反する重大問題は指摘されていない。しかし追跡監査の結果、一部プロジェクトに注視すべき問題が存在することが浮き彫りとなった。
一部地方の再建プロジェクトは、計画と実際の状況が符合しておらず、再建資金申請の超過もみられた。監査の結果、問題が発見されたプロジェクトについては、ただちに監査建議が提出され、一部の資金が既に回収された。
また、総額2605万7300元に達する5つのプロジェクト建設について、不透明な資金利用が発覚している。これらのプロジェクト資金は一部非再建プロジェクトに充てられており、また郷・鎮政府内部で滞留し、いまだ被災した農民らに行き渡っていないものもあった。監査意見に基づき、関連資金は既に関連再建プロジェクトに支出された。
「人民網日本語版」2009年9月15日 |