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ボーイング737より速い武漢―広州の高速鉄道が開通
発信時間: 2009-12-10 | チャイナネット

湖北省武漢から広州を結ぶ高速鉄道の武広鉄道旅客運輸専用線の運行テストが9日から始まり、12月末には正式に運行されることになっている。全長1068.6キロのこの路線は、2005年6月23日に工事を開始し、北の武漢駅から咸寧、岳陽、長沙、株洲、衡陽、郴州、韶関、清遠などの都市を経由して南の広州南駅をつないでいる。

 

世界をリードするシステム

鉄道部運送局の張曙光局長は「武広鉄道旅客運輸専用線は、今のところ世界で1度に建設される高速鉄道としては最長かつ最速だ。全線は国産の高速鉄道車両「和諧号」を採用し、想定の時速は350キロで平均時速は341キロメートル。フランスの高速鉄道は277キロメートル、日本は243キロ、ドイツは232キロで運行されている」と紹介する。

中国初の高速鉄道だった北京から天津の平均時速は320キロメートル。中国が生産する高速鉄道列車は、牽引システムや制動システムなどで世界をリードしており、より良い起動加速や持続した高速運行能力があるという。

鉄道部の総技師で中国工程院の何華武氏は「中国では最長距離の路線で技術レベルは最高、投資規模も最大。また中国では最も輸送量が多く緊迫している路線であり、春節の帰省ラッシュの緩和や産業メカニズムの調整、東中部地区の調和の取れた発展などに重要な意義がある」と話す。

鉄道部安全監督の耿志修さんは「武広鉄道旅客運輸専用線列車の制御システムは世界でも最高の安全レベルで、中国が研究開発したこの制御技術では、32キロ以内の範囲で情報を交換することができ、自動的に14キロの安全距離を保つことができる。列車間の距離が14キロ以下になると、武漢に設置された指揮センターから、後方列車にスピードを調整するよう伝わる」と説明する。

 

ボーイング737より早い高速鉄道

この列車を「翼のない飛行機」というのは、武広鉄道旅客運輸専用線プロジェクトの許克亮・総設計士だ。ボーイング737と747のの時速はそれぞれ320キロと280キロで、この路線を走行する列車の運行テストの最高の時速は394キロに達した。

「チャイナネット」 2009年12月10日

 

 

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