公安部が明らかにしたところによると、今月までに、中国はアジアでは東ティモール、アフガニスタン、欧州ではボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、アフリカではリベリア、スーダン、米州ではハイチの7地域に国連平和維持軍(PKF)を延べ1569人派遣、中でもハイチにはPKF治安隊を8部隊、延べ1千人派遣している。現在もなおPKF191人が東ティモール、リベリア、スーダン、ハイチの4地域で任務に当たっている。
公安部弁公庁副主任の武和平・報道官によると、中国は国連安保理常任理事国として、担当する大国としての責任はますます重くなり、履行すべき国際義務はますます多くなり、国際事務への参与、地域紛争の解決、世界平和の維持と安定における役割と影響は日増しに明らかになっている。2000年1月、公安部は国連東ティモール暫定行政機構(UNTAET)に中国初のPKFを15人派遣、中国警察の国連平和維持活動(PKO)への参加の幕が開けた。
過去10年間、中国のPKFから30人以上が、活動地域の副司令官、地域警察局長などの中高級職務を担当、2人が選抜されニューヨーク国連本部で業務を行っているほか、5人が依頼を受けてPKF訓練教官となっている。現在までに、中国のPKOは「死傷者ゼロ、紀律違反ゼロ、撤退ゼロ」の記録を維持している。
「人民網日本語版」2010年1月18日 |