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四川省江油市、地震被災者に一足早い「団年飯」
発信時間: 2010-02-12 | チャイナネット


「良い春節をお迎えください」



四川大地震から1年半余り経過するが、地震によって身寄りを失った子ども・高齢者・障害者(「三孤」と呼ばれる)はいまだ苦しい生活を送っており、四川省各地の政府は彼らが安心して暮らせるようにと、積極的にさまざまな措置を講じている。 

春節(旧正月)を間近に控えた2月10日、江油市の政府関係者は太平鎮の「根生博愛の家」を訪れ、ここで生活する60人余りの高齢者と20人余りの子どもたちに一足早い「団年飯」(大晦日に一家そろって食事をすること)を用意した。

政府関係者は高齢者や子どもたちといっしょに食事の席に着き、彼らの皿にしきりに料理を取り分けながら、高齢者には体を大切にしてくださいと声をかけ、子どもたちには一生懸命勉強しなさいと励ました。80歳近くになる王揚海さんは、「今日はおかずが20種類もあります。どれも私たち年寄りの口に合うものばかりです。熱々の餃子もあります。こんなにも温かい「団年飯」を食べることができて、本当にうれしい」と話した。16歳の曹樹軍君も、「普段の生活の中でも、国や社会各界からの温かい配慮を感じています。こうした配慮のおかげで、困難に打ち勝ち、強く生きていくことができるのです」と話した。

江油市には、「根生博愛の家」のような「三孤」の人たちが暮らす施設が23カ所あり、2600人余りが生活している。こうした施設は、掃除や炊事、介護などの職を提供する場ともなり、雇用拡大につながっているという。

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