人口13億の中国、さらなる排出の余地が必要

タグ: 発改委,グリーン経済

発信時間: 2010-05-10 14:53:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家発展改革委員会(発改委)気候変化司の蘇偉司長はこのほど、「グリーン経済と気候変動対策国際協力会議」において、「中国政府は気候変動問題を非常に重視している。しかし、工業化、都市化、近代化という任務の目標達成には、まだほど遠い現状から、より合理的な排出の余地が必要だ」という見方を示した。蘇司長の談話内容は以下の通り。

中国にとっての最優先任務は「発展」だ。13億の中国人は、尊厳ある生活を保障される必要がある。二酸化炭素(CO2)排出量を2020年までに国内総生産(GDP)原単位で2005年比40?45%削減するという目標履行のために、中国はより合理的な排出の余地を必要とする。

中国の産業構造は、まだ合理的とは言えず、国内経済全体に占めるサービス業の比率は約40%と、先進諸国に遠く及ばない。風力エネルギーや太陽エネルギーなどの新エネルギー産業は出遅れ、「高炭素」という中国エネルギー構造面での特徴が短期間で根本的転換を遂げることは難しい。

また、中国の技術レベルもかなり立ち遅れており、一部業界では、落伍した生産能力のしめる割合が大きいままとなっている。中国にとって、排出削減面での困難は多いが、目標達成に向け、努力を惜しまず、各種措置を講じている。

「人民網日本語版」2010年5月10日

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。