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今年の洪水は1998年と同じか
発信時間: 2010-07-21 | チャイナネット

今年の洪水は1998年と同じか



 

広安市旧市街の洪水で子供を救助する消防士(7月18日夜)

 

最高水位:2010年は1998年を上回る

2010年7月20日8時、三峡ダムは毎秒7万立方メートルの最高水位に達した。

1998年7月24日、宜昌の最高水位は毎秒51700立方メートルだった。

 

12年前の赤ちゃんはこの状況を覚えているだろうか

   重慶市を通る両江(左は長江、右は嘉陵江)の洪水(7月19日)

 

降雨量と洪水量:2010年は1998年より少ない 

技術面で言えば、三峡ダムの洪水時の流量は7万立方メートルに達し、1998年を超えた。しかしこれは局部的にである。局部的とは空間、時間を含む。1998年の総降雨量は更に長い。そのほか、総洪水量は1998年より少ない。

1998年の洪水

図表:近ごろの南方の洪水で、すでに118人が死亡した

 

洪水の被害範囲:2010年は1998年とやや異なる

2010年7月14日現在、被災者は3231万人、死者は118人、行方不明者は47人に達し、16の省が被害を受けた。 1998年7月と8月、全国29の省が被害を受け、被災者は2億2300万人に達し、3000人余りが死亡した。

  1998年の洪水で、全国29の省が被害を受け、直接的な経済損失は2551億元に達した。



3つの問題

九江へ向かうの洪水救援チーム

 

水利施設

1.1998年には多くの「豆腐渣工事(手抜き工事)」があり、当時の水利施設はまだ整備されていなかった、しかし1998年の洪水の後、中央政府はが大河の水利施設とダムの整備を進め、これらはすでに役目を果たしている。

1998年の洪水と戦う人々

   7月19日午後、三峡ダムは7つの排水口を開放し排水を行った。

 

調水調砂(流水流砂調整)

2.1998年の洪水時、三峡ダムのせきとめは半年が過ぎたばかりだった。しかし今では、三峡ダム工事はすでに175メートルの高さに達し、調水調砂の役割を果たした。

   1997年10月上旬に撮影された三峡ダム

変わらない情景

 

対応策

3・2003年の「SARS(重症急性呼吸器症候群)」の後、各地の政府には洪水対策を含む様々な緊急事態への対応策ができた。そのため、私たちは順序だてて洪水を防ぐことができ、「人海戦術」を実行する必要はなくなった。

1998年の様子

三つの注目点

洪水の流れを見る重慶市の市民(7月19日)

 

洪水の最高水位を調整する

ある角度から言えば、三峡工事は洪水前、ある程度の最高水位を調整する役目を果たした。理論的には、175メートルの高さに達すると、百年に一度の洪水を防ぐことができる。しかし、実際は三峡工事が百年に一度の洪水を防ぐのは困難がある。原因は、2万8470人の住民がまだ175メートルより下に住んでいるからだ。そのため、関係責任者は「今年の三峡ダムの洪水対応能力は限られている」と述べた。

  長江の水害――洪水で漂流する農家

上空から撮影した江西撫河流域の災害情況

 

支流で洪水を防ぐ

 1998年の大洪水後、国は300億元超を投下し、長江中、下流の堤防を重点的に修繕した。しかし12年後、湖の貯水能力が下がることに注目する必要がある。

どのように洪水を防ぐか

新旧の洪水を防ぐ橋の異なる様子

これらの工事には効果的な一連の措置が不足しており、通信と早期警報設備がまだ整っていない。そのほか、全体の管理水準、指示能力と管理者の専門レベルを全面的に高める必要がある。

 

 

洪水に立ち向かう人たち

未然に防ぐことはできるか

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月21日