インドの伝統的な結婚式はきらびやかな服、盛大な雰囲気、情熱的な歌と踊りなどの特徴でよく知られる。家族は貧乏であろうと富裕であろうと、結婚式で最も鮮やかな服を着て、派手なアクセサリーを身につけ、徹夜で歌ったり踊ったりして祝う。

結婚式は身分の高さを表し、その莫大な費用と複雑な儀式は想像を絶するもので、多くの家庭は立派な結婚式を行うために十数年も生活を切り詰める。世界経済危機で収入が大幅に減少し、消費者は支出を削減するようになったが、インドの結婚式は依然として盛大で、経済危機の影響を受けていない。

毎年春は気候がよく、ヒンドゥー教の「吉日」にあたり、結婚式はピークを迎える。首都のニューデリー郊外では、毎日多くのカップルがアウトドアウエディングを行う。家族に恥をかかせないため、インドのカップルが結婚式を挙げる場所はますます遠くなっており、一家そろってドバイ、タイ、マカオ、さらにはフランスに行くのも決して惜しまない。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　 2011年3月9日