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国籍もなく、消えゆく海底の遊牧民族
発信時間: 2011-06-13 | チャイナネット

「バジャウ(Bajau)」は東南アジア語系で「海上の人」という意味で、ほとんど一日中、水から離れることはなく、30メートルよりもっと深い海域で魚や真珠とナマコなどを捕ることができるという。「海底の遊牧民族」の由縁である。

彼らは海中から必要な食べ物を獲得する他、捕った真珠やナマコなどで精巧な工芸品を作って販売し現金収入を得ている。

今、この「海底の遊牧民族」は消えゆく危険性に直面している。彼らの活動範囲が各国の国境地帯に位置しているので、紛争の防止や海域資源の保護のために、一部の周辺国はバジャウ族を陸地で定住させようとしている。しかし、こうして彼らの生活はもっと難しくなっている。バジャウ族の人たちはこの原始的な魚を捕る方式が生態や環境を傷つけていると意識しているが、大部分の人はこれに代わる生存方法を見つけることができない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月12日

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