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太行山、山奥の3人だけの小学校 |
発信時間: 2011-06-17 | チャイナネット |
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放課後、生徒を家まで送る張さん
山西省平順県西溝郷趙店村は太行山の山奥にある。ここには、生徒3人と先生1人からなる小学校がある。教室は1部屋だけ、グランドはないが、キャンパスにある小さな空き地は放課後生徒たちが遊ぶ場所だ。 59歳の張書平さんはこの学校のたった一人の先生だ。35年間、ずっと小学校で教師を務めてきた。実家は学校から2キロも離れた村にあり、妻に先立たれてからはずっと学校に住んでいる。 生徒は3人きりだが、授業はきっちり組まれている。張さんは、国語、数学、美術、思想、スポーツなど、すべての授業を担当している。そして、生徒の両親が農作業で忙しい時期には生徒の送迎まで引き受ける。 趙店村は人口1000人余り、出稼ぎ農民が増えるにつれ、両親について転校する生徒も増え続けている。少し大きくなった生徒は郷の寮のある小学校に移るため、趙店小学校の生徒は数が減る一方だ。 「生徒が何人であっても、気持ちは緩めません。私は生徒に責任がある。1人でも生徒がいれば、教え続けますよ」と張さんは言う。定年直前の彼は、生徒たちにできるだけ関わっていきたいという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月17日 |