japanese.china.org.cn">
ホーム>>社会
京都の禅の名所「龍安寺」15つの石からなる奇観
発信時間: 2011-10-21 | チャイナネット

 

龍安寺は、京都市右京区にある。市営バスの龍安寺前駅で下りるとすぐわかる。龍安寺は1450年創建、臨済宗妙心寺派の寺院である。世界文化遺産である。龍安寺の一番有名な石庭は長さ22メートル、広さ約10メートルである。地面に白すなを敷き、毎日高僧が平らに整える。石庭には15つの石が置かれ、非常にシンプルな庭に見える。しかし、禅の心が溢れている。

この石庭はまた「七五三の庭」と「十五石庭」も呼ばれ、中の景色は十分にシンプルだ。100メートルの面積にただ整然と細く白い砂だけある。禅の心を含み、禅の芸術の極致の表現である。石庭の構成方式は朴訥で抽象的である。異なる角度から石庭を見ると、14つの石が見え、その隠れる石に禅の心が含まれる。

石庭の15つの石は、どんな角度からみても必ず1つ以上の石が他の石の後に隠れる。位置がどれほどよくても、15つの石をすべて見えることはできない。これは欠落の美である。ある人が15つの石を全部見るために工夫をしたが、第15番目の石を探し当てたと喜んだところ、他の石がまた見えなくなっていたことに気づいた。これも日本の禅の「物事は完成した時点から崩壊が始まる」ことを表現している。

1   2   3   4   5