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日本の人形文化 |
発信時間: 2012-01-18 | チャイナネット |
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日本の伝統文化の中で、人形は常に重要な地位を占めてきた。その存在の大きさは日本人がきれいな和服を着せていることからも分かる。今回は、伝統的な祭りに使用される「人形」と無形文化財としての「人形」を紹介する。 無形文化財「人形浄瑠璃」 日本には人形浄瑠璃と呼ばれる特有の人形芝居がある。人形浄瑠璃(文楽)は日本のあやつり人形であり、日本の伝統芸能(歌舞伎、能楽、狂言、文楽)の一つに数えられる。「浄瑠璃」とは三味線伴奏による語り物という意味で使われている。「人形浄瑠璃」の先駆者としては、三味線を取り入れた上方の盲人と、浄瑠璃語りの目貫屋(めぬきや)長三郎、人形遣いの引田淡路壌(あわのじょう)が有名である。「人形浄瑠璃」という名称は、義経判官と浄瑠璃姫との恋模様を描いた「浄瑠璃十二段草子」がもとになっていると言われている。 日本人の一生は人形と共に 日本人の一生は人形と共にあるといえる。日本には人形を飾る行事が多い。その中でも特に有名なのが3月3日の桃の節句に飾られる「ひな人形」だろう。 「ひな人形」はその家の経済状況や社会的地位によって人形の多さや大きさが異なってくる。それは日本の景気によっても左右される。日本が高度成長期だった1970年、80年代は、豪華なひな人形が飛ぶように売れたという。 また、代々続く家には、何百年という歴史をもつひな人形が飾られる。その中には国の文化財に指定されるようなものもある。 ひな人形は日本の伝統的な大衆芸術品である。起源は江戸時代にまでさかのぼると言われている。初めは子供のおもちゃとして使われていた。それが何百年経過して、精巧な技術品へと変化した。綺麗な服や髪飾りを身に着けた美しいその姿に人々は感心し、日本人の寵愛を受けるようになった。現在では、海外の貴賓への贈り物としても使われている。 日本の人形の中で代表的なものは「ひな人形」と「五月人形」である。三月になると、日本の親は生まれた子供が健康で優しい女性に無事に育つようにとの家族の願いがこめてひな人形を飾る。 |