中国科学院・紫金山天文台の王思潮研究員によると16日早朝に金星、木星、月が笑顔のような形に並ぶ神秘的な天体ショーが観測される。新華社が伝えた。
6月の太陽面通過後、金星は明けの明星となり、牡牛座周辺に位置したまま逆行から順行へと転じた。7月から日の出時の地平高度が顕著に上がり、明るさも急速に増し始めた。
王研究員は「16日早朝に7月で最も素晴らしい天体ショーが観測される。金星、木星が月と共に笑顔のような形に並ぶ。牡牛座の一等星も近くに浮かぶ。感嘆を禁じ得ない宇宙の神秘だ。晴れていれば、早起きすればこの神秘的な天体ショーを楽しめる」と解説した。
25日夕方には西の空で火星と土星と月の天体ショーが観測される。ただ火星と土星の明るさは金星と木星に及ばず、十分に明るく観測されるのは上弦の月のみだ。
「人民網日本語版」2012年7月15日