今月末に開催されるロンドン・オリンピックに参加する六百数十名(うち選手は三百数十名)からなる中国代表団の結団式が行われ、李長春党中央政治局常務委員、劉延東同政治局員・国務委員が全員と会見し、励ましの言葉を述べた。
今回は、サッカー、ハンドボール、馬術以外のすべての種目の試合に参加することになっている。2008年の北京オリンピック以来、一部ベテラン選手の引退もあったが、若手の成長もめざましく、選手一同意欲満々のようである。今回は国外での戦いとなったが、イギリス勢以外すべての国、地域にとっては、みな国外、地域外での試合なので、リラックスして冷静に対応すれば別にプレッシャーになることはないはずである。
中国スポーツ界は、2008年の北京オリンピックで金メダル総数一位となり、スポーツ大国としての存在感を示した。これは新中国建国以来の政策の正しさ、数多くの先人たちの努力と切り離すことはできない。そして、中国のスポーツ選手は自信をもって、正々堂々とロンドンのヒノキ舞台で戦ってもらいたい。北京オリンピックの成果をみずからの核とすべきであり、決してプレッシャー視してはならない。百年来、中国とほとんど同じ境遇にあった国の中では、中国のような成果をあげたものはごく少数である。われわれのこれまでの努力の方向は正しかったのだ。若手選手たちがこうした成果を踏まえて伸び伸びと成長していることを見て、中国スポーツ界がスポーツ大国からスポーツ強国への道をまっしぐらに突き進むに違いないと確信している。