英国で開催されているオリンピック大会で、英国首相のデーヴィット・キャメロンはひと時の休みもないほど多忙だ。オリンピックの無事開催のために奔走しているが、多忙を縫って本会場に駆けつけ、英国選手を激励している。とはいうものの、キャメロンの「運」はあまりよくないらしく、首相が会場に姿を現すとその試合は負けてしまう。英国で飛び込みの天才といわれるトム・デーリーは首相が注目するなか、男子10メートル・シンクロ飛び込みでメダルを逃した。これを受けて英国のネットでは、キャメロンが不幸を呼んだのだと批判が相次いだ。英国メディアもキャメロンが本大会場に現れると、英国がスポーツ競技大会で全敗しているという残念な記録を発掘し、「キャメロンの呪い」と首相を揶揄している。
英国のネットでは、「キャメロン、お願いだからもう本会場に来ないで!」とコメントが叫ばれているが、首相官邸からはまだなんの返答もない。だが、大会で実証されているとおり、キャメロンが本会場に行かずに窓からのぞいただけでも、英国チームはすべて負けているらしい。現地時間31日に行われたビーチバレーの試合では、英国女子は0-2でイタリアに負けた。大会後、英国官邸は首相はこの試合を外出して応援に行っていないと発表しているが、確かに窓から英国女子チームの試合を眺めていたという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月2日