ロンドン五輪開催中、観衆の関心は競技そのものだけでなく、選手個人にも向けられる。体操競技では、日本の加藤凌平選手(18)が成績ではそれほど振るわなかったものの、多くの女性の目を「釘付け」に。「かわいくて、さわやか」と評判の加藤選手は今、「体操界の貴公子」と呼ばれている。中国のタブロイド紙「北京晨報」が報じた。
加藤選手は1993年9月に静岡県で生まれ、現在は順天堂大学のスポーツ健康科学部で学んでいる。身長は163センチしかないが、体操選手の中では高い方で、今回はあん馬で安定した演技を見せた。そのほか、ゆかも加藤選手の得意種目だ。
若さと潜在能力が魅力の加藤選手は、「ポスト内村航平」と注目されている。その内村選手も、「僕の後をしっかり継いでほしい」と語ったことがある。今後、加藤選手が技の美しさや安定性などを向上させることができれば、2016年のリオデジャネイロ五輪では、日本が誇る大選手として登場するに違いない。
成績だけを見れば、ロンドン五輪は加藤選手が実力を見せつける場ではなかった。男子の団体決勝終了後、観衆が「目が本当にかわいい!」「さわやか!」と、そのルックスばかりに注目したことからも分かる。それでも、体操選手が五輪で人気となれば、日本のメディアが「おいしいネタ」をほっとくわけがなく、「加藤選手にはまだ彼女がいない」とか、「モデルで女優の佐佐木希さんの大ファン」などと次々に報道している。佐佐木希さんは以前、加藤選手にサイン入りの写真をプレゼントしたとかで、加藤選手は「一生の宝」と語っている。
「人民網日本語版」2012年8月7日