青島市に住むある女性が7日、現地の赤十字に電話し、自分で栽培した10数ムー(1ムーは約6.67アール)のジャガイモが収穫を迎えたため、20トンのジャガイモを無料で公益機関に寄贈したいと継げた。匿名希望のこの女性は取材記者を見ると、すぐに顔をそむけて取材を拒否した。王さんというこの女性は墨移風店鎮西太址庄村の住民で、よく慈善活動に参加するという。
謎の女性が2万キロのジャガイモを寄贈
「うちの畑で植えた10万ムーほどのジャガイモが収穫期を迎えたので、全部寄付したいのですが。」現地赤十字会の関係者は7日午前、ある女性からの電話を受けた。女性は、慈善機関にいる多くの孤独な高齢者や障がい者を見かけ、毎日多くの野菜が必要だろうと考えて、自宅で植えた10ムー以上のジャガイモを全て寄贈したいと考えた。赤十字の関係者が名前をたずねたが、女性は「ジャガイモは自分で植えたものです。金額にすればたいしたことはないけれど、日常生活の役にはたちます。私がどこの誰かは重要ではありません」と答えたという。関係者が何度もたずねたが、女性は電話番号だけを伝えて電話を切ったという。
現地赤十字会の李さんによると、これまでもこうした寄付をしてくれる人は少なくなかったが、いずれも現金や物品が中心で、ジャガイモのようなものは初めてだと語る。相手側は匿名を希望しているが、彼女の行動は心を打つものだ。赤十字の関係者は市の慈善機関の責任者に連絡し、ジャガイモを運ぶための車両を手配したという。「青島新聞網」が伝えた。
「人民網日本語版」2012年8月8日