若くて美しく品のよい女性、いつも魅力に溢れ人々が憧れる人、更に国家最高指導者の身の回りにいる美しい女性、彼女に世界から注目が集まっている。最近、朝鮮最高指導者金正恩氏の身近にいるある美人が世界の注目を集めており、多くの国のメディアのトップに登場している。
朝鮮メディアはいかなる個人情報も漏らさない
7月から、朝鮮の最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)氏が公けの活動に出席する時、身の回りにいつも1人の若くて美しい女性を伴っていた。そして、よく朝鮮メディアに報道されていた。
身分不明の若い女性が頻繁に表立って登場することで、海外メディアの様々な推測を呼んだ。朝鮮中央通信社は7月25日に金正恩氏と夫人の李雪主が綾羅人民遊園地を視察したニュースを報道したときには、彼女の身分が明らかになった。しかし、今まで朝鮮メディアは李雪主の名前と身分以外は、他の個人情報を紹介していない。李雪主が朝鮮の「ファーストレディー」として公けの場所に登場したことをさほど評価しなかった。
中国で声楽訓練の経験があり、すでに1人の娘がいる
朝鮮メディアが金正恩氏の夫人として李雪主の身分を確認したことに従い、海外メディア、特に韓国メディアはすぐに李雪主の個人情報を報道し始めた。
韓国国家情報院の報道によると、李雪主は朝鮮咸鏡北道清津市の出身で、1989年に一般家庭で生まれ、父は清津市大学の教授で、母は産婦人科の主任医師である。李雪主は金星第二高等中学を卒業、それから中国へ声楽訓練に来ている。2009年に金正恩氏と結婚し、2010年に1人の娘を設けている。
ファーストレディーになるため、6ヶ月の特別訓練を受けた
韓国「中央日報」の報道によると、李雪主は有名な歌手で、若くておしゃれであるため、ある公演で観衆席にいた金正恩氏と金正日氏に見初められた。金正日氏が金正恩を後継にする計画を決めた時、李雪主を金正恩氏の夫人になることを指定したという。それから、李雪主は金日成総合大学特別班で6ヵ月の訓練を受け、ファーストレディーになったのだ。
別の韓国の有名新聞「朝鮮日報」は、李雪主が朝鮮銀河オーケストラの有名な歌手であると判断した。彼たちの根拠は、2011年1月、朝鮮中央テレビ局が放送した銀河オーケストラ新年コンサートの動画で、ある李雪主という歌手が「兵士の足印」という歌を歌った。この歌手の顔と耳や八重歯などの特徴が、最近登場する金正恩氏の夫人李雪主の様子に非常に似ており、同一人物であると判断できるという。
しかし、別の韓国メディアの報道によると、李雪主はかつて朝鮮普天堡電子楽団のメインボーカリストだったという。朝鮮で大人気の彼女が、2006年に突然公演をしなくなった。2012年3月、李雪主はまた突然に登場し、ある重要なコンサートに出演した。現場では金正恩氏がほほ笑み、熱烈に拍手を送った。李雪主が表に出なかったことと再度出現したことは、金正恩氏と関係があると推測されている。
またある韓国メディアは、李雪主は元オペラ劇団の役者で、「朝鮮のテレサ・テン」の名誉を持ち、今は金日成総合大学の博士候補生で牡丹峰楽団も管理していると報道する。韓国「今日新聞」によると、韓国国家情報院は7月26日、李雪主がかつて応援団の構成員としての身分で韓国を訪問していたと報道している。
ここで強調しておきたいのは、韓国と欧米メディアが発表した「ファーストレディー」についての情報は、朝鮮政府の証明と認可を受けていないということだ。ある朝鮮問題専門家によると、朝鮮政府の証明と認可がないので、韓国メディアが発表した関係ニュースはただの「推測と分析」にすぎないという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月13日